今は良き思い出

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誰からも必要とされず誰からも愛されていないという

心の貧しさ、それは一切れのパンに飢えているよりも

もっとひどい貧しさなんじゃないかと、私は思うの

【マザーテレサ】

人間は努力する限り迷うものだ

【ゲーテ】

悲しい気分の時に一番ふさわしいのは、それは何かを学ぶことだよ

【ウェインダイアー

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今日もちょっと長めの文章になります

 

初めてFF11をやりだした頃のお話。FF11が発売になって2ヶ月後、リアルでは残暑が続く8月の終わりの頃に猫はヴァナに生まれました。元々RPG好きなのですっかりハマってLvをどんどん上げていたのですが、その早さと手持ちのギルが間に合わない。多分、メインジョブ赤魔道士のLvが35くらいまで所持金5万もあったらまだ良い方だったと思います。

 

お金が足りなくなればLv上げはお休みして各地で素材集め。あの頃はシーフも上げてなくてサポシなんて無理だったから素材集めをするのにも要領が悪く、一時間で56千ギル分の素材が集まったら良い方。

クエするときも必要なアイテム(素材)は自分で集める日々でした。

Lv35以降くらいからLSのエル狩さんと猫モちゃんで半固定で45くらいまで上げていたのですが12月になるかならないかの頃、LSリーダーとエル狩君がちょっとしたもめ事の末、何も言わずにヴァナから消えてしまいました。(その事実が分かったのはそれから約1年半後)

 

今思うとその時の思い出があったから後に私は彼の分まで狩上げしようと思ったんじゃないかと思います。それほど、あの頃の思い出は今思い出しても楽しい日々でした。だからといってリーダーをせめる気はありません。

折角出会えて楽しい日々を送っていたけれど、出会いは一期一会。

いつか何かしらの別れがくるのは世の常で自分が思ったよりさよならをするのが少しだけはやくなってしまった、それだけです。それでも心残りなのは、あまりにもそれが突然だったので一緒に遊んでくれて「ありがとう」っていう言葉を伝えられずにいてしまったこと。

半固定でLv上げしてた私達はその日から別々にLvをあげるようになります。

猫モちゃんは、その1年半後くらいでリアル都合で引退してしまいましたが彼女は彼の引退の原因については最後まで知らずにヴァナを去りました。それで良かったのかもしれません。

 

 

彼女はとても若かったし(高校生でしたから)良い思い出だけを心に残せてヴァナを去るというのはある意味とても羨ましい最後だと思います。彼女がヴァナを去る前の話に戻りますが、エル狩君がヴァナを去って数週間後。12月のある日私のメインジョブ赤魔道士が50になり限界1クエで3つのアイテムが必要なお年頃になった頃には私と彼女のLv上げの早さは怒濤の如くで発売組の初期メンバーに追いついていました。

各自限界1クエシャウトに参加したりLv上げPTでアイテムげっとしていたのですが彼女だけアイテムとってなかった様でしたのでいつも一緒に遊んでくれてありがとうの感謝を込めて私が主催になりLSメンでPT組んでアイテムげっと作戦をすることになったのでありますが、気持ちとはうらはらに事が運び巣でなんと全滅してしまいました。猫のメインジョブは赤魔道士。絶対絶命の時、MPがなければ連続魔の意味がありません。

その当時はコンバートなんてアビは実装されていなかったのでみんなを助ける事もできなかったのです。明け方5時近くになっていたのでまた後日にしましょうという話になり日を改めて古墳からアイテム取りしたのですが限界アイテムは争奪戦状態。他のPTが釣った敵から逃げてきて見事に私達のPTに絡んできてそのうちに違う敵もPOP・・・黒さんがエスケプ唱えるも時既に遅しケアルが追いつかず私達は見事に全滅。数日の間でこんな事が立て続けに起こってしまうと何とも言えない気持ちにならないわけがありません。誰もが思うとおもうのですが自分が主催するイベントは自分が描いているように成って欲しいと願うもの。

つまり無難に終了して欲しい気持ちが強いので最悪の事態になった時、ショックはひとしおでありまして自分がきっかけで全滅したというわけでもないのに責任は全部私にあると思いこみ手伝ってくれたLSメンにも猫モちゃんにも非常に申し訳気無いとただそれだけしか頭になくてその場にいられなくなりみんながHPに戻って再挑戦しようと言っても聞かず「私が主催しちゃったからこんな事になったんだ」とお恥ずかしいお話ではありますが一人PTを抜け出してモグに引きこもってしまいました。

みんなが猫のせいじゃないんだから一緒にいこうよって言ってくれるのですがどっちかいうと完璧主義な性格のため、このような状況になったのは言い出しっぺの私のほかに誰がいるんだよってもう泣けてきてもうそうなると自分自身なに考えてるかわからなくなってきて解約まで考えて「もう(ゲームを)辞めます」とまで宣ってしまいました。今考えると一日一回全滅したくらいで何をそこまで思い詰めるんだよ困った子だなって自分でも呆れるのですが、私はそれまで手伝ってもらってばかりで人にお手伝いをするってゆう機会が無かったのです。

それ故に、私も誰かの為に何かをしたいと必要以上に頑張りすぎていてしまっていたのですねぇ。「気にするなよ~」って優しい言葉かけてくれるのに私はどんどんマイナス思考。そこへリーダーがLS会話の過去ログを読んだようで約30分お説教&励ましtellをしてくれました。お説教と書くとちょっと誤解を生みそうですが良い意味のお説教です。私は彼の言葉で救われました。たかがゲームの世界されどゲームの世界。

この世界でも人の情ってやつが存在するんだなと思いしらされました。FF11を作ってる■eはアホですが、ゲームを一緒に遊べてお話をしてくれて手まで差し伸べてくれたり、頼ったり頼られたりする「仲間」がいるっていうのは本当に幸せな事だとこの時に感じましたよ。

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